夕香のココだけの話


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夕香のココだけの話

社会保険労務士 村上賢吾さん

村上賢吾社会保険労務士事務所http://blog.livedoor.jp/kengogo55/(札幌市白石区本郷通1丁目)所長をつとめている村上賢吾さんにインタビューさせていただきました!

 

 

村上さんとの出会いは昨年。仲良くさせていただいている歯科クリニックのマネージャーにご紹介いただきました。

 

今年の夏、村上さんが担当されている企業数社が集まり、新人研修の講師として全5回担当させていただきました。みなさん、本当にステキな方ばかりで素晴らしい出会いがありました。

 

社長さんや従業員さんの、かけがえのないパートナーとして活躍している村上さん。難関と言われている社会保険労務士試験に合格するまでの道のりをお聞きしました。

 

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北星学園大学経済学部経済学科卒業し、今はなき大型スーパーに就職。自転車販売を担当し、納品、組み立てから接客販売まで、毎日立ちっぱなしで仕事をしていた。

 

勤務時間は8:00~23:00。仲間と飲みに行けば必ず会社の愚痴を言い合っていた。正直、職場環境は良くなかった。務めて6年目、職場の同僚たちがある時期一斉に辞めてしまった。

 

「会社に対して不満もあったし、ストレスもありました。ぶつけたくても会社は向きあってくれませんでした。そんなとき、朝から晩まで立ちっぱなしで、学生のときに手術したじん帯に細菌が入ったということで入院することになったんです」

 

2カ月の入院を余儀なくされる。「もうこれ以上体を酷使するハードワークはできないよ」と医師から言われた。

 

「体を使えないなら頭を使うしかないと思いました。資格大辞典を見て社会保険労務士に興味を持ったんです。仕事内容を見て、コレだと思いましたね」

 

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社会保険労務士は、労働社会保険関係の法令に精通し、適切な労務管理その他労働社会保険に関する指導を行う専門家のこと。

 

毎年1回、厚生労働大臣が実施する社会保険労務士試験に合格し、2年以上の実務経験が求められる。現在、全国で約32.000人の登録がある。

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じん帯を故障したことで一層会社の労務管理(労働条件・福利厚生・労働関係など)に疑問を持った。

 

会社は従業員が安心して働ける環境を作らなければいけない。社会保険労務士になって法律や国の制度を使ってサポートしようと決意した。

 

「前職がもし最高の職場だったら転職は考えていなかったかもしれません。自分が納得できない環境だったからこそ自分と同じような従業員をサポートしたいと思いました」

 

 

従業員として働いていたときはわからなかったことが、勉強するようになって雇用保険や労災、身近にある法律もわかった。

 

「知らないことって不幸じゃないですか。役に立つ法律や制度がたくさんあるのに知らないのはもったいない。身近な中小企業の社長さんや従業員に伝えたいと思ったのが目指すきっかけでしたね」

 

29歳のとき退職。そして国家試験合格を目指し、10カ月猛勉強した。昼間は事務処理の仕事をしながら夜間社労士コースに入学して学んだ。

 

「朝から晩まで毎日毎日勉強しました。大学のときもこんなに勉強したことはなかったと思います。落ちたらどうしようって思いましたし、これから先のことを考えると不安もありました。でも、社労士になって役に立つんだって気持ちで勉強していましたね」

 

試験は8月。合格発表は11月。3カ月間眠れない日が続いた。気持ちを紛らわせるためにDCアドバイザー(確定拠出年金の実施、運営、活用等に関し企業や従業員、個人事業主に総合的にアドバイスできる能力を持った人材を認定する資格)に挑戦した。そして合格。

 

11月の合格発表を待った。

 

自宅でインターネットで合格を知った。ひとり自宅で泣いた。思わず叫んだ。涙があふれてあふれて止まらなかった。

 

晴れて合格し、職安や求人欄、求人情報誌で仕事を探した。

専門職の募集はなかなかない。合格して2カ月後にようやく時間給で雇ってくれるという事務所を見つけた。

 

「時給700円で働かせてもらいました。実務を学べるチャンスだと思って職員さんより多くの時間働かせてもらっていたと思います。1年後に正社員になってから自分のお客様も少しずつ増えていきましたね」

 

約4年半の勤務を終え、平成19年9月1日に開業。「村上賢吾社会保険労務士事務所」を構えた。

 

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34歳で独立。きっかけはあるひとに出会ったことが大きい。

自分のことを過信していた時期があった。調子に乗っていたのかもしれない。変な自信があったときに、運命のひとと出会う。

 

「初対面でいきなり、その胸につけているバッジは何だって聞かれたんです。社労士のバッジをつけていると、年配の社長さんにアドバイスするとき、言葉に重みを持たせることができるって言ったんです。そうしたらそれはおかしだろうって。自分の弱い部分をバッジで隠しているだけなんじゃないのかって指摘されて。初対面から何を言うんだろうってムカつきましたね(笑)」

 

図星だったのだ。見抜かれていた。これではマズイと思った。そういう苦言を呈してくれたひとはいなかった。嫌われてまで自分のアドバイスをくれたひとに、もう一度会いに行った。

 

「自分の暴走を止めてくれる人に出会うことが出来ました。言いたくないことをきちんと言って向き合ってくれるグーゲンの渋木社長と一緒に事務所を借りることになったんです」

 

一緒にやろうと背中を押された。1年悩んだ末、独立に踏み切った。一歩踏み出す勇気を持てたのはかけがえのないパートナーのお陰だ。

 

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モットーは出会ったひとに自分ができることをするということ。ひとを紹介したり、相手のためにできることをすべてやる。相手のために動く。喜んでもらえるようなことを考える。

 

「お客様がトラブルで悩んでいたり、仕事を辞めようかと思っていたらとことん話を聞くことを心がけています。その上で、こうすればいいんだっていう解決策を見つけ出して、相手が前向きな気持ちで帰ってもらうことが僕の役割だって思ってます」 
 

札幌にも数多くの社労士がいる。毎年たくさんの社労士が開業しているが辞めているひともまた多くいる。

 

「もっと社労士が必要なんだって会社に思ってもらえる努力をしていきたい。もっと会社が安定できるように役立てるように頑張るだけです。会社のためになる仕事をしていきたいですね」

 

開業して1年と少し。着実にお客様は増えている。留美さんという女性の社労士の部下もできた。守る者も増え、パートナーに支えられ、今日も会社のために村上さんは動いている。

 

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29歳で退職。国家試験のため10カ月猛勉強。聞いていて精神的に強いひとだなぁと思いました。

 

村上さんから「一歩踏み出すか踏み出さないかは自分次第ですよね。ぼくはケガをしてきっかけができたので、そのときに気がついて良かったなと思いましたね」というメッセージをもらいました。

 

踏み出す勇気を持てるかどうかで自分の人生が大きく変わるかもしれない。チャンスは転がっているのかもしれない。

 

実は私も国家試験(中小企業診断士)に挑戦しようかと、テキストはすべて持っています。テキストを見ただけで倒れてしまいそうなボリューム。向き合うだけで息切れしそうです。

 

村上さんのように、その一歩踏み出す勇気を持っていたいと思いました。

村上さん、素晴らしいメッセージに感謝です!

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