北海道ウォーカーhttp://www.kadokawa.co.jp/mag/hw/
編集部 佐々木俊輔くん

知的で冷静。自分の意志をしっかりと持ち、いい意味で頑固。譲れないポリシーを持っている。
彼との出会いは、北星学園大学で今でも行われている「実践話力講座」だった。
彼がまだ大学3年生だった頃
「人前で話すのが得意じゃないから」ということで講座に申し込んでくれたようだった。
人前でスピーチさせてみると、やっぱり緊張するようで落ち着きはない。
だが、話し始めるとまとまりのある話し方で、もっと聞きたくなるようなもののい方をする。
抜群の集中力と負けん気の強さで中身の濃い話題がポンポンと出てくるまでにそう時間はかからなかった。
優秀な学生だな、頭のキレルひとだなと感じて、以前からご縁のあった北海道ウォーカーのアルバイトスタッフとして紹介したのが始まりである。
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「雑誌の編集部だなんてステキ♪ 私も華やかなお仕事がしたいんですぅ。キャッ」
と、売り込みに来る学生は非常に多い。そして、いつも困ってしまう。
佐々木君だったから紹介できたところだった。
彼以外勤まらないと思ったから、彼だけに声をかけたのだ。
2年前のことだ。
「青山先生、ちょっと相談に乗っていただきたいことがあるんです」と、珍しく佐々木君から連絡があった。
就職活動をしているものの、どうもピンとくる職種がない。内定はもらったがしっくりこないという。
相談内容を聞きながら思い出していた。
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北海道ウォーカーの紙面に載るモデルを初めてさせていただいたのは24歳のとき。
それから何年も経っていた。
世代交代?ということで、多くのモデルの卵に仕事をお願いし、企画もののコーディネーターの仕事まで任されるようになった。
フルーツケーキファクトリーのケーキ作りの企画ページでは司会進行もさせていただいた。
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そんなとき、前編集長に「アルバイトとして編集のアシスタントのような仕事をしてくれる女の子がいれば紹介してください」と言われた。
それを聞いて紹介できるひとは佐々木君しかいないと思った。
それをそのまま彼に伝えた。
「やります!編集という仕事、やってみたいです。雑用でも何でもやってみたい。考えるという仕事をしてみたいんです」
前編集長に男性でも大丈夫かという確認をすると、面接してから決めたいということだったので、相談にのってあげられた時間わずか30分で、すぐさまウォーカーに向かわせた。
そしてアルバイトスタッフとして採用された。
毎日毎日北海道ウォーカーで修業を積み、いよいよ大学も卒業。
本格的に編集という仕事に携わることになった。
「昔から本を読むのがとにかく好きで漫画から雑誌まで色々と読んでいます。1日1冊ペースのときもありました。だから雑誌を作るという仕事に興味があったんです」
じっくり考えて整理ができてから前に進む。営業向きではないですと笑う。
「出版社は忙しいよとか、大変だよと言われていました。確かに働くようになって感じることですが忙しいです。眠れないこともあります。でも、大変だなって思うことはないですね。好きなんですよ、忙しいってことが」
ヒマだと困る!やることがないときの過ごし方がわからない!!
忙しいことが幸せだ。働いていたい。必要とされる仕事をしたい。
「忙しいときは10時に出社して丸1日過ぎて、次の日の21時に帰宅しました。3日間びっちり会社にいました。寝てません。でも、大変じゃなかったですね。それなりに楽しかったですよ」
寝ないで仕事をすることが苦じゃない。
夜中に仕事をするほうがスムーズだったりもする。
「夜中の方が静かに仕事ができるので、集中できます。企画を考えたり、任されている連載ページ作りなど夜中にやることも多いですね」
ドライブページやコンビニページを担当してきた。
最新情報の特集を組んだり、編集会議で企画書を出し、アイディアを発表し、編集スタッフとして北海道ウォーカーを作っている。
「懸命に考えた企画書を出しても、編集会議でなかなか通らないんですよ。読者の目線になってどんな情報が欲しいのかとか、どういうことに興味があるのかなど、考える毎日です」
考えるときの基準は自分が1番知りたい、欲しい、興味がある情報は何かということ。
「去年こんな情報があって良かったなとか、助かったなという情報はとっておいて、いらないなというものは削ります。情報は日々変わるので、流行に敏感になったと思います」
何にでも興味をもつようにしている。
何だろうそれは?と、とにかく疑問に思ったことは調べる。
休みの日も徹底的に調べたり、出かけたり情報収集をする。
「オフの日も本当は仕事をしていたいのですが、時間を決めます。何時になったら仕事のことは忘れようって予め決めて、ほかの事をするようにしていますね」
現在手がけている連載は5つ。
・What’s Up?(速報系の情報ページ)
・ステージ&アート
・コンビニ
・ミス北海道ウォーカー連載
・プレゼントページ

ステージ&アートを担当するようになってから、近代美術館に行ったり、芸術の森のライブイベントに出かけたり、演劇も見に行く。
芸術に関心を持って過ごすようになった。
青山「佐々木君さ、何か夢とかってある?」
佐々木「僕、夢って言葉嫌いなんですけど(笑)」
青山「そうだった!じゃあさ、続けていきたい事は?」
佐々木「野球ですかね。見るのもやるのも好きなんで、野球は続けたいです」
青山「仕事のことで何か希望はある?」
佐々木「このままがいいです。忙しくしていたい。仕事に追われていたいです」
青山「えーーー!信じられない。追われていたいんだ」
佐々木「早い時間に帰っても何していいのか思いつかないんですもん」
22:00に帰れればめちゃくちゃ早いほう。
終電で帰るのだって早いほう。
寝る時間以外ずっと仕事をしていたいと思える佐々木君だからこそ、ハードだと言われている編集部をすすめることができたのだ。
「編集部で働きたい人にアドバイスですか?うーん。例えばですけど、僕は昼休みに1時間なんて休んだことはないんですよ。5分で食べてすぐ仕事してるんですが、それでいいと思えるんだったら楽しめますね」
今の仕事が楽しい。大変だと思わない。不満なし!
そう言い切れる佐々木君は、今日も遅くまでパソコンとにらめっこをするんだろうな。